髪の毛の痛みとケアについて

正しいシャンプーを選ぶために知っておきたい基礎知識

2020年04月27日 15時50分

シャンプーを選ぶ場合に成分を気にすることなくパッケージとかコマーシャルとか香りだけで選んではいませんか?イメージだけで選んでいる人も多いでしょう。
けれどもシャンプーは毎日使うものです。間違った選び方をしていれば頭皮や髪の毛に大きなダメージを与えてしまいます。慎重に選びたいです。

 
  •  シャンプーの3種類を理解しよう! 

ヘアケアをセールスポイントにしているシャンプーはいろいろとありますが次の3種類に大きく区分することができます。
1番目は「アミノ酸系シャンプー」です。
2番目は「ベタイン系シャンプー」です。
3番目は「石けんシャンプー」です。
では、個別に詳しくみてゆきましょう。

 
  •  アミノ酸系シャンプー 

アミノ酸系のシャンプーの特徴は次の通りです。
 
  1. 保湿効果が高いこと
  2. 髪の毛がきしみにくいこと
  3. 髪の毛のダメージ・痛みが気になる人にお勧めできること
  4. 比較的料金が高額になること

こういった特徴があります。
 
アミノ酸系のシャンプーには汚れを落とすための界面活性剤が含まれています。このタイプのシャンプーには「グルタミン酸」と呼ばれるアミノ酸でできているのです。だから保湿効果が高いので髪の毛を洗ったときに感じるきしみがしにくくなります。比較的料金は高めになっています。パーマやカラーリングをしている女子は髪の傷みが気になるでしょうからお勧めしたいシャンプーです。

 
  •  ベタイン系シャンプー 

ベタイン系シャンプーの特徴を挙げてみましょう。
 
  1. 痛んだ髪の毛を補修する役割があること
  2. アミノ酸よりもさらに優しいこと
  3. 泡立ちにくいデメリットがある
  4. 二度洗いをしなければならないので面倒
  5. コストが高くつくこと 

ベタイン系シャンプーはアミノ酸よりもより一層優しいです。ダメージを受けた痛んだ髪の毛を補修する効果も期待できます。ですが、そういった成分はとても稀少なのです。コストがすごくかかるのがネックになります。泡立ちにくい特徴もありますから二度洗いは欠かせません。こういったことは毎日のことなので少々手間に感じることもあるでしょう。
 
  •  石けんシャンプー 

石けんシャンプーの特徴をあげておきましょう。
 
  1. 洗浄力が優れていること
  2. シリコンや化学物質が含まれていないこと
  3. 敏感肌の人にもお勧めできること
  4. 髪の毛を洗ったときにきしむ感じがあるのがデメリットです 

石けんシャンプーは洗浄力が優れているのがメリットです。シリコンや化学物質が含まれていませんから敏感肌の人にも高い評価を得ています。髪の毛を洗ったときにきしみがあります。正しい使い方をしないと逆に髪の毛を痛めてしまう恐れがあります。注意しましょう。
 
  •  3種類の中でお勧めなのは…… 

扱いやすさの視点やコストパフォーマンスを考えたらばアミノ酸系シャンプーが総合的に考えると良いのではないでしょうか?
 
  • ヘアケアをする場合のトリートメントの働き
 
ダメージを受けた髪の毛にはトリートメントによるケアが大切になります。トリートメントの働きはキューティクルを整えてくれたり、滑らかな髪の毛を維持してくれたりすることです。髪の毛を保護する役割もあります。髪の毛の内部から補修してくれて髪の毛の表面をコーティングしてくれます。トリートメントをすれば髪の毛に不足している油分や水分を補ってくれます。トリートメントをしておけばドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。枝毛や切れ毛を予防してくれる効果が期待できます。

 
  •  どのようにしてトリートメントを選べば良いのでしょうか? 

大部分の人は自宅でのヘアケアになっています。あまりにもトリートメントの種類も多いのでどれを選べば良いのか迷ってしまいます。
トリートメントの特徴でも「さらさら用」「しっとり用」「カラーリングした髪の毛用」「パーマヘア用」「フケや痒み対策用」などがあります。あなたの現在の髪の毛のコンディションに応じて選ぶことが大事ですが、シャンプーと同じシリーズのトリートメントがいいでしょう。

 
  •  トリートメントを正しく使おう! 

トリートメントの使用方法を説明しておきましょう。シャンプーでしっかりと頭皮を洗浄して洗い流します。軽くタオルドライをしてトリートメントの適量を手の平に出してください。適量はボトルや説明書に記載されています。パッケージに記載されている用量を守ることが大切です。
 
毛先を中心にして髪の毛同士をこすったりしないように丁寧にトリートメント剤をつけてゆきます。完了したら2分から3分程度放置しておき、その後軽くすすいでおきましょう。

 
  •  トリートメントを使用するときの注意点 

できるだけ頭皮にはトリートメントをつけないように意識してください。頭皮にトリートメントをつけてしまうと余分な油分を与えることになってしまいます。毛穴を塞いでしまうことになって頭皮が炎症を起こすこともあります。
 
髪の毛のダメージが激しいと感じる場合はトリートメントを塗布したあとタオルを巻いてください。そしてシャワーキャップをかぶってしばらくそのままの状態をキープすると髪の毛に浸透しやすくなります。

 
  •  洗い流さないトリートメントもある 

とても人気のアイテムで髪の毛をダメージから保護したり、艶を与えてくれます。スタイリングがまとまりやすいことも人気の秘訣です。
 
  •  洗い流さないトリートメントの4つのタイプ 

1番目はオイルタイプです。
油分が多いですからコーティング力が強く綺麗な艶がでます。特に髪の毛のダメージが強く感じる場合はおすすめです。しっとりとした感触になるのが特徴です。あまり塗布しすぎてしまうとべたつきます。適量つけるようにしてください。
 
2番目はクリームタイプです。
髪の毛にも塗布して馴染みやすいです。仕上がりはしっとり系です。ダメージ補修力に関してはオイルタイプにはおよびませんがそこそこは期待できます。みずみずしい感触はありますが、しっとりとはいきません。ベタベタが苦手な人にはお勧めできるでしょう。
 
3番目はジェルタイプです。
髪の内部への浸透力が優れています。保湿効果が欲しかったりダメージがある人に向いています。感触はジェルですからシットリ系です。ふんわりしたヘアスタイルの場合は向いていないのがジェルタイプです。
 
4番目はミストタイプです。
手が汚れることもなく手軽に利用できるのが、このミストタイプです。スタイリングローションとしても利用できますがダメージ補修力は期待できません。さらさらでふんわり系の動きがあるヘアスタイルに向いているでしょう。